脳を鍛えてブッダになる52の方法 第1部

脳を鍛えてブッダになる52の方法

こんにちは、iNoです。

みなさんは今どんな悩みを抱えていますか?

みなさんそれぞれ色々な悩みを抱えていると思います。

そんな悩みを少しでも軽くする、脳の使い方のコツというか鍛え方を教えてくれる本です。

今日は脳を鍛えて生きやすくする、とてもおすすめの本の紹介です。

 

脳について知っておいてほしいこと

  • よく使う脳の回路は発達している。
  • 使わない場所は徐々に衰えて消えてなくなってしまう。
  • 最も働いている場所だけが残る。使うか失うかのどちらか。

つまり、良い方向であれ悪い方向であれ心の使い方で脳は変わっていくということです。

 

大事なのは実践すること。

コツコツと積み上げることが大切です。

運動と同じで1度や2度筋力トレーニングをしたところで大きな変化が見られないのと同じです。

毎日コツコツやることで脳が鍛えられ、良い結果をもたらす事は脳科学により裏付けられています。

自信を持って実践しましょう。

コツコツ続ければ脳は変わっていきます。実行するかどうかはあなた次第です。

 

実践法にはいくつかのやり方があります。

1.自分を大きく変えてくれそうな実践方を1つ選んで実行する。

2.自分に必要なことを扱っているセクションを選び、その中に描かれた実践法に集中して取り込む。

3.自分の好みに合っているもの、今現在最も役に立ちそうなものをあちこちから選んで実践する。

4.52ある実践方法の一つ一つを1週間ずつこなしていき、1年をかけて自分を変えていく。

 

この本には実践方法が簡潔に、かつ分かりやすく書いてあります。1つずつ集中して実践していくようにしましょう。

楽しんでやることが大切です。あまり深刻に捉えすぎないように自由にやってみましょう。

実践は訓練と同じで、たまにしか入らなければ改善はわずかですが、毎日根気よく続けていれば改善の幅は大きくなります。

 

あなたが最も強い影響を与えることができると同時に最も大きな責任を負う唯一の存在、それが未来の自分です。

 

 

第1部 自分と仲良くする

  1. 自分の味方になる
  2. 良いものを取り込む
  3. 自分に同情する
  4. リラックスする
  5. 自分の良いところを見つける
  6. スピードを落とす
  7. 自分を許す
  8. もとよく眠る
  9. 身体と友達になる
  10. 脳に栄養を与える
  11. 脳を守る

 

1.自分の味方になる

自分より人を大切にしなさいと育てられてきたり、何かをやろうとしてそれが邪魔されてしまったり、ひどい目にあったりしたことがあったかもしれません。

そのため周りの人よりも自分をあまり大切にしていない方はたくさんいると思います。

多少体調が悪くても無理をしてしまう。

自分には能力がないと思い込んでしまっている。

あるいは人生をより良いものにしようとして、行動起こすのが遅すぎるのかもしれません。

 

自分を大切にできない人が人を大切にするなんてことはできません。

まずは自分が自分の味方となり自分を幸せにすることが第一となります。

まず自分自身の幸せを願うこと、自分自身の悲しみや欲求、夢に重きを置きましょう。

 

1日に何度か自分に問いかけてみましょう。

今、自分は自分の側に立っているだろうか?

自分自身が最善の利益を得られるようにしているだろうか?

 

自分を愛らしくてかけがえのない幼い子供だと思ってください。

そして、思いやりを込めた声や態度でその子供に接するようにしてください。

子供の頃の自分の写真を持ち歩くと言うのもいいかもしれません。

 

自分の味方になると言うのは自分自身を気遣うと言う意味です。

1週間後、1年後、10年後の自分ができるだけ幸せな人生を送れるようにしてあげましょう。

自分を大切にすればより多くの人に与えることができるようになります。

 

 

2.良いものを取り込む

脳には悪い方向に考えるバイアス(思い込み)が組み込まれています。

 

同じ強さであっても、脳は好ましい刺激よりも好ましくない刺激に強く反応します。

1度犬に噛まれると犬が苦手になってしまったり。嫌なことを経験するとその場所に行くのが怖くなってしまったりしますよね。

 

楽しい記憶よりも、痛かったり辛かったりした記憶の方が残りやすいです。

そしてほとんどの人は、何かを手に入れることよりも失うことをとても嫌います(損失回避の法則)

通常、良い人間関係を長続きさせるためには好ましいやりとりと好ましくないやりとりの比率は少なくとも5:1は必要とされているそうです。

1度嫌な思いをさせてしまうと、それを取り返すのに5倍以上の良いやり取りをしないといけないということですよね。

たった1度のマイナスがどれだけの損失をうむのかがわかりますね…。

 

おそらく人生において起こる出来事は、大半が好ましいこと、少なくとも中立なことです。しかし人の脳は、悪い事の方を強く印象づけるようにできているので、不安やイライラ憂鬱といった感情を引き起こすのです。

つまり、脳は公平ではありません。

いいことと悪いことが起きた場合悪い事のほうに注目します。私たちの祖先はそうやって悪いことに注意を向けることで、今まで生き残ってきたからです。

そういうバイアス(思い込み)があるということを認識しましょう。

 

3.自分に同情する

親兄弟、自分の子供や仲の良い友人などが怪我をしたり辛い思いをしていたら早く良くなってほしい、痛みがなくなってほしいと願いますよね?

それと同じように、自分にも同情しましょう。

こうした自分への同情は様々なメリットがあります。

 

  • 自己批判を減らす
  • ストレスホルモンの量を減らす
  • 自分を癒し、元気付ける
  • 子供の頃に十分な愛情を受けられなかったと言う心の傷を癒す

 

少しの時間をとって自分に同情するだけでこれだけのメリットがあります。

自分が自然と同情することができる、家族や子供と同じように、自分にも同情し、苦しんでいたら早く良くなってほしい、痛みがなくなってほしいと願いましょう。

 

4.リラックスする

今のご時世、ストレスを受けることがたくさんあります。

次から次えと刺激を受け問題が生じ、心配し、欲求不満になり、イライラします。

人間の寿命が70歳、80歳に伸びた今、日々のストレスが長期にわたって続いてしまえば高い代償を払うことになってしまいます。

緊張が続くことにより、心臓病や消化不良、腰痛や頭痛など様々な健康上の問題を引き起こします。

体の事だけでなく精神的な不安症や抑うつなどの問題も生じます。

ですから意図的にリラックスをする必要があります。

 

お風呂に使ったり、ご飯の後ソファーでダラダラしたり、そういったときのことを思い出してみましょう。とても気分が良かったと思います。

たくさんの仕事に囲まれたり、辛い話をしたりなどどのような場面でもリラックスができればそれはとても重要な能力となります。

 

いくつか簡単にできるリラックス方はありますが、一番のお勧めのは呼吸法です。

3秒数えて息を吸い、6秒数えて息を吐く。

これを数回繰り返しましょう。

副交感神経は息を吐く動作で活性化するので、息を吸う時間より吐く時間を長く取ることでリラックス効果が得られます。

実際にやってみましょう。気持ちが落ち着いてくるのがわかると思います。

 

5.自分の良いところを見つける

脳は悪いところに注目をしてしまうと言う話はしましたね。

これは自分に対しても同じように働いてしまいます。

例えば、今日やった20個の仕事のうち、19個はうまくいき、1個はうまくいかなかった場合。

このうちのどれについて考えますか?

おそらくうまくいかなかった1個の事について考えてしまうのではないでしょうか。

 

こういったことが様々な場所で発生します。

そのせいで私たちは、自分は欠陥だらけで他の人に劣る人間だ。と思い込んでしまうのです。

そのせいで自分の良いところに目が向かなくなってしまい、自信や自尊心が持てなくなってしまいます。

こうした悪い方向に考えてしまうバイアス(思い込み)はとても強力です。

 

自分の長所や良いところを知ると言うのは、単に自分を正確に見ると言うことです。

そして自分の良いところをきちんと認めることで、気分が楽になり人と接するのが容易になります。

そして自信を持って夢を追いかけることができるようになります。

 

また自分の良いところを1つ選んでください。

自分にはいいところが全くないと思う方もいるかもしれません。しかし、いいところが全くない人間などこの世に1人もいません。

友好的であったり、良心的だったり、真面目で誠実なところであったり、人の気持ちを思いやることができたりしませんか?

 

ところを1つ選んだら、その良いところがどんな経験をもたらしてくれるかを考えます。

わずかな時間でもいいので、自分が間違いなく良いところを持っているということを自分に言い聞かせてください。

友達になったつもりで自分を観察してみてください。

あなたはその友達のどんなところが気にいっているでしょうか?

人に聞いてみるのもいいと思います。

 

自分で見つけた良いところや、人に言われた良いところを知ることで、自尊心や自身、幸せといった感覚を育てるようにしてください。

 

こうした自分自身の良さを感じ取る時間を少しずつ増やしていき、あなたの心を満たすようにしてください。

 

6.スピードを落とす

携帯やパソコンがあればいつでもメールや電話ができるようになり、どこででも仕事ができるようになっています。

そのため忙しさに身動きが出来なくなってしまっている人が多くいます。

 

ときにはエンジン全開にする必要もありまが、常にエンジン全開では様々な弊害が出ます。

疲れやすくなったりイライラしたり。体調だけではなく精神的にも悪い影響を与えます。

 

焦っているな、急ぎすぎているなと思ったら、数回長くゆっくりと深呼吸をしてみましょう。

日々の行動をゆっくり行うのもオススメです。食事をするのも、歩くのも、いつもよりもゆっくりにしてみましょう。

身の回りの美しいものや興味を引くものに気づくことができると思います。

ゆっくりすることの安らぎを楽しみましょう。

 

7.自分を許す

人は誰しも失敗をするものです。

私も、あなたも、近所の人も。

大切なのは失敗を認めそこから何かを学び取り、同じ失敗をしないようにすることです。

しかし大抵の人は、必要以上に自分の失敗を責め立てます。

 

ダイエットをしているのにお菓子を食べてしまった。

勉強しなきゃいけないのにゲームをしてしまった。

失敗してしまったのであれば失敗した原因が必ず存在します。

おやつにお菓子を食べる習慣があるのであれば、お菓子の代わりに果物を食べる習慣に置き換える。

ゲームがすぐ手に取れる場所に置いてあるのであれば、引き出しの奥深くにしまってしまうなど。

 

失敗したことに気づいたときに責めるのではなく、同じ失敗をしないように対策をすることが何よりも大事なのです。

 

8.もっとよく眠る

現代では十分な睡眠をとっている人がほとんどいません。

睡眠の質が悪かったり、そもそも睡眠時間が短すぎたり。

十分な睡眠が取れていないと自動車事故を起こす危険性が高まりますし、心臓病やうつ病にもかかりやすくなります。

また、睡眠不足は肥満にもなりやすくなり、注意散漫、学習能力ややる気の低下が起こります。

ふらついたりぼーっとしたり、疲れを感じたりイライラしたりして、それだけで気分が悪くなります。

 

睡眠時間を十分にとるだけで日々のストレが減り、やる気も高まります。

人にもよりますが、たいていの人は6時間から8時間ほどの睡眠時間を必要としています。

十分な時間を取るのも大切ですが、睡眠の質自体を上げるということも大切です。

 

この本にも睡眠の専門家ぎすすめる方法が色々紹介されています。ぜひ試してみていただきたいですが、私が1番おすすめな方法は掛け布団を重いものにするという方法です。

枕やマットレスを良いものに変えるよりも、掛け布団を重いものに変える方が安眠には効果が出ていると言う研究結果もあります。

掛け布団を買い換えるのにはお金がかかりますが、お金をかけたくないと言う方はぜひ本のリラックス方法などを参照にしてみてください。

 

9.身体と友だちになる

あなたの身体は唯一無二の存在です。

あなたの身体はあなたを生かし続け、あなたを楽しませ、あなたをいろいろな場所へ連れて行ってくれたと思います。

そんな身体にあなたはどんなことをしてあげてきましたか?

いたわってあげてきましたか?大切にしてあげてきましたか?

十分な栄養を与え、十分な運動を与えてきましたか?

体に悪いことをしたり、ジャンクフードを与えたりしていませんか?

あなたは自分の身体に落胆したり自分の身体を恥ずかしいと思ったりしていませんか?

 

ぜひ、自分の身体を親友だと思って大切にしているところを想像してみてください。

身体に優しくすると言う事は自分自身に優しくするということになります。

そして実際に、数分でいいので優しくしてみてください。どんな感じがするでしょうか?

 

もし身体と会話ができるとしたらどんな会話をしますか?

身体にあてて手紙を書いてみるのも面白そうです。

 

実際に優しくしてみると、身体は優しくした分だけちゃんと返してくれます。

栄養に気をつけたり、お菓子や体に悪い食べ物を止めるだけでも身体は答えてくれます。

運動を習慣にすれば、それだけ身体は答えてくれます。

タバコをやめる、十分な休みを取る、運動をするなどあなたの身体をもっと大切にするための方法について簡単なリストを作ってください。

 

もっともっと自分を大切にしてあげましょう。

もっともっと身体を愛してあげましょう。

 

10.脳に栄養与える

脳の重さは体重の2〜3%に過ぎませんが血液中のブドウ糖の25%を必要とします。

脳みそがすごく栄養を必要としています。

そして脳が必要としている栄養素の欠乏が限界を超えると心と体に不調をきたします。

 

ビタミンB12、B6、葉酸が不足すると抑うつ気分が生じ、

ビタミンDが不足すると免疫系の減弱、痴呆、抑うつ気分。

DHAが不足すると抑うつ気分が生じます。

 

脳に栄養を与えると言う事は、命に栄養を与えると言うことだということがわかります。

きちんと栄養を与えましょう。

 

11.脳を守る

当たり前ですが、脳は身体の中で最も大切な器官です。

神経科学的な小さな変化が、気分や記憶、思考や感情に大きな影響を与えます。

ですから、毒物や炎症、ストレスといった脳に良くない要因から脳を守るのはとても大事なことです。

脳を守ることはすなわち自分を大切にすることなのです。

 

毒物を避けましょう。

シンナーなどわかりやすいものはもちろんですが、飲酒も脳によくないです。

 

炎症を最小限にくいとめるのも大切です。

インフルエンザや風邪にかからないように、こまめに手を洗いましょう。

また、グルテンを含む穀物(大麦、オーツ麦、ライ麦)や乳製品も避けてみましょうとこの本には書かれています。

免疫系の反応を引き起こす食べ物だからです。

2周間やめてみて、身体にいい変化がみられたらそのままやめましょう、とのことです。

私は牛乳が大好きで毎朝大きめのコップ一杯飲んでるんですが、ちょっと飲むのをやめてみようかなぁ。

これで体調よくなるなら万々歳ですもんね。

 

あとは運動することと、リラックスすること。

運動は脳にも身体にもいい影響をあたえるのでやらない理由がないですね。

ぜひみなさん運動の習慣をつけましょう。

今がんばって習慣をつけてしまえば、年をとっても運動をするのが苦ではなくなります。

上手にリラックスすることで脳を守ってあげましょう。