脳を鍛えてブッダになる52の方法 第3部

脳を鍛えてブッダになる52の方法

 

第3章 力を蓄える

 

21.力を見いだす

力とは決断と勇気のことです。

人生を乗り切るためにはこの力が必要となります。

心の力は健康な体から生まれます。

体の健康維持するためには、まずバランスのとれた食事、運動習慣、7〜9時間くらいの睡眠が必要です。

お酒も控えて、できれば飲まないようにします。

 

そして、強くなる事は良いことだと、自分には空があると自分自身に言い聞かせてください。

自分は耐え忍び、努力を続けがんばり抜くことができると言い聞かせてください。

そしてさらに力をつけることができるんだと言い聞かせてください。

 

22.気づく

私たちには注意力が備わっています。

この注意力をコントロールすることが大切です。

 

毎日1分以上時間を取り、注意を向ける対象に集中します。

呼吸や音などに意識的に注意を向けましょう。

瞑想をするのもいいと思います。

こうして気づきを向上させることにより、注意力のコントロールをすることができるようになります。

 

23.耐える

忍耐とは、困難や不快等に怒ることなく、うまく対処できるということです。

忍耐力のない人は、欲求不満になったり、落ち込んだりします。

我慢できないのは満足していないからです。

忍耐があれば体や感情の不快に耐えることができます。

忍耐することにより、心が広く大きくなります。

 

あなたを我慢できなくさせる要因は何でしょうか?

 

例えば、無駄な時間を過ごしていると感じた時。

時間を無駄にしていると思うのではなく、あなたの忍耐力を試す機会が与えられたと考えましょう。

周りにある何か美しいものを探し、体をリラックスさせ、呼吸に注意を向け、そして人の幸せを願います。

今の時間を楽しみましょう。

忍耐を贈り物だと考えてください。

 

24.謙遜を楽しむ

謙遜とは意味のない競争から身を引くと言うことです。

謙遜のある人は見栄を張ることがなく、価値あるものを作り出しながらそれを祝ったりする事はしません。

 

謙遜することで他人と衝突することがなくなり、安らぎを得ることができます。

 

25.一時停止する

一時停止することにより、余裕が生まれます。

とりあえず行動するのはやめます。

私たちは何かをし続けなければいけないと思い込んでしまっていることがあります。

その時に一時停止し、そこにいるだけで良いのだと自分に言い聞かせます。

 

毎日1分以上時間をとり、活動を一時的に止めてみてください。ただ座り体をリラックスさせ呼吸します。

何か感情や考えが浮かんできても、そのまま見送ってください。

ただそこにいると言う感覚に浸ります。

 

26.洞察する

この洞察の意味は、自分自身を理解すると言うことです。

なんて事ない誰かの言葉や行動などにより、怒りや悲しみ、イライラを感じた時。なぜそのような反応を起こしたのかを観察します。

 

27.意思を使いこなす

人生には困難がつきものです。その困難に立ち向かうためには、その状況乗り切る力が必要です。

 

ブッダが定めた献身的な人の資質4つ。

熱心であること、決意が揺るがないこと、勤勉であること、気づきがあること。

 

  • なぜ努力をするのかを忘れないようにする。
  • 大きな目標を分割し、実行可能な小さな行動に落とし込む。
  • 目標に向けて前進するためのスケジュールや日常的な行動、仲間を見つける。
  • 実際に起こっていることに関しては自分に正直になる。今やっている事は本当にやろうと思ってたことだろうか。そうでないなら、最初からや実際に起こっていることに関しては自分に正直になる。今やっている事は本当にやろうと思ってたことだろうか。そうでないなら、最初からやり直す。

 

のんきに構えているか、あるいは強い意志を持つか、それを決めるのは自分自身です。

自分の意思の強さと、それがもたらす結果を楽しみましょう。

 

28.避難する

どんなものでもいいので、信頼に足る庇護と保護を与えてくれるもの、避難場所を作っておきましょう。

ベッドで本を読んだり、友達と食事をしたり、おばあちゃんのことを思い出したり、信用できる友人の話をしたり、そういったものは避難場所になりえます。

 

自分にとっての避難場所を少なくとも2つか3つ選んで紙に書いておきましょう。

そして、毎日少し時間をとって意図的にそういった避難場所に避難しましょう。

 

毎日ベットでゆったり読書をする、1日の予定を立てるなど、そういったことをやる時間を取る習慣を作りましょう。

 

29.あえて恐ろしい経験に挑戦する

リスクを十分計算し、それを覚悟した上で安全圏から飛び出しましょう。

 

勇気を持って恐ろしい経験をしたことで、健全なプライドと自尊心を手に入れることができます。

 

30.執着することなく向上心を抱く

生きることを目標追いかけること。

向上心を抱くのと執着をするのとは全く別物です。

向上心を抱くと言うのは、目標が何だろうとそれを求める過程そのものを楽しむことです。

 

  • 欲しがる、執着すると言う慣れ親しんだ感覚が生じたら、危険信号です。
  • 何かを手に入れなければならない、と言う気持ちを緩めましょう。
  • 心の平穏を保ちましょう。
  • 特定の結果にこだわる事はやめましょう。
  • 成功や失敗の原因はいろいろあります。自分だけの問題として捉える事はやめましょう。

 

結果に執着しなくても、目標に向かって努力することは可能です。

そのことを忘れないようにしましょう。

 

31.前進を続ける

幸福と成功につながるあらゆる要因の中で、時間とともに最も大事になってくるのは「粘り強さ」です。

前進し続けてもゴールに達しない可能性もありますが、歩みを止めてしまえば決してゴールにはたどり着けません。

 

自分のだった目標が粘り強く追い求める価値があるかどうかを確認してください。

目の前にある階段を1段ずつ着実に上がっていて下さい。

無理のないペースを見つけてください。

進展が見られなかったとしても、心の中では必ず前進を続けてください。

努力はいつか報われると言う信念を持ってください。